◆選手名

112 酒井弘樹 ROOKIE

#112 酒井弘樹

ROOKIECARD

思い出の猛牛戦士

近鉄在籍(1994-2000)

『入団会見でアンチ西武の酒井です‥』

1993年ドラフト1位で國學院大から入団。同期には2位西川慎一・3位に大村直之・4位に的山哲也がいる。自慢の150キロの速球とスライダーを武器に期待され背番号18』を背負った。(近鉄では18番はあまり良い番号ではなかった・・)入団会見で『アンチ西武』をアピールした事で話題となった。普段は大人しく礼儀正しい好青年でこちらまで清々しい気持ちにさせてくれる。。と当時の鈴木監督が語っている。しかし一度マウンドへ立つと態度は急変し闘志溢れるピッチングスタイルで三振を奪う姿が印象的な投手だった。馬力がありロングリリーフもこなせ使い勝手の良い投手だった。1996年にはローテに入り1試合17奪三振を奪う試合もあった。翌年は故障の為10試合しか登板出来ずに終えるが98年には60試合に登板し防御率1・97と言う成績を残す。しかし翌年その疲労が故障に繋がり2000年オフに阪神へ3対3のトレードで移籍する。その時のメンバーが近鉄・酒井弘樹・面出哲志・平下晃司⇔阪神・湯舟敏郎・北川博敏・山崎一玄だった。。北川獲得は梨田監督が2軍監督時代から目を付けていた事から希望した選手だった。プロ野球人生としてはそう長くはなかったが、引退後は紆余曲折があったものの教員免許を取得し野球を指導している。今でこそ速球派が多くなり150キロを超す投手は珍しくはないが当時は驚いたものである。近鉄球団の歴史の中でストレートの速さだけで名前を挙げれば5本の指に間違いなく入る選手である。