1952プロ野球よもや話その2

      『オールスター戦延長21回やっても決着せず』

前年から開催されたオールスターゲーム。今では考えられない試合があった。まさに球史に残る試合となったこの年の球宴は雨で2日間順延した。

『このへんから雲行きが怪しかったんやね・・』

第1戦西宮球場で行われた試合は『 4時間36分試を』やっちゃたから大変。

試合はセが千葉茂・岩本義行・川上哲治・藤村冨美男と言ったのスター選手が阪急助っ人ニューベリーを4連打でノックアウト。一方パは金田正一に4者連続三振等完璧に抑えられたが迎えた6回 一死から南海コンビが魅せた!木塚忠助がヒットで出塁すると続く蔭山和夫の同点2ランで振り出しに・・しかしこの6回以降互いに決定打が出来ずあれよあれよという間に21回を迎え終わってみれば4時間36分が経過し日没引き分けで試合終了~。

『野球でサスペンデッドって・・』

なーんか

『 日が暮れたら早く帰って来いっておかんが怒るからまた明日~』的な・・

夏の7月に行われたので選手たちは表彰式にも出る事が出来ない程、ヘトヘトだった。。翌日は休日だったため少しは疲労回復したのか第2戦は前日の試合が嘘の様な試合でパ打線が大爆発の8点を奪い取った試合時間も1時間台で終了した。

「便秘が解消した」ちなみ翌年の1953年は第1戦と2戦の間が5日間もあった。選手選出方法もこの年から記者による選抜がなくなり現在のファン投票と監督推薦で選出する方法がとられている。

 

第三回 日本ワールドシリーズ 内野席

1952-1-1-3

1952-1-1-3-2

2年連続の対戦となったシリーズも大詰め・・巨人の大手となった第6戦。

崖っぷちの南海は第3戦に完封勝ちのエース柚木に託す事に・・一方巨人も第2戦に完封勝ちした藤本英雄が受けて立つ事になった。

試合は5戦の勝利で勢いに乗る南海が初回に森下整鎮の2ランで先制しこの日も波に乗るかと思われた5回 巨人の反撃が開始。1死から1、2塁から千葉茂の右中間を破る2点タイムリーで同点とし続く6回3塁に川上を置いて広田の時柚木の暴投により決勝点が入りこの年も巨人に軍配が上がった。

これにより2年連続巨人が日本一に輝いた。最高殊勲賞は別所毅彦が獲得。

この当時『ホームラン王賞』『最高打撃賞』言う珍しい賞が

シリーズにあった・・