1950年プロ野球よもや話その2
シリーズ最高殊勲賞獲得をめぐって・・・
松竹・田村駒オーナーの秘蔵っ子 真田がもしセリーグ最優秀殊勲選手に選ばれたら「小鶴にはワシのポケットマネーで賞金を出す」と話した。
すると真田は「小鶴が賞を獲ったら自分もオーナーから賞金を貰えるのか?」と問うと「そういう事になる」とオーナーが答え最優秀殊勲賞が小鶴に渡ると真田が「最優秀殊勲に選ばれなくとも社長が金をくれる!」とチームメイトに話しこれがチーム内で波紋を呼んだ・・大陽から可愛がっていた真田と大映移籍組との間に溝が出来、チームはバラバラに・・最初で最後のシリーズ出場となった。。
第1回 日本ワールド・シリーズ第3戦(甲子園球場)
松竹「水爆打線大爆発!!」サヨナラで初勝利
毎日の2連勝で迎えた第3戦 舞台を甲子園へ移し行われた関西初のシリーズ開催
松竹はここで最多勝エース39勝を挙げた真田重男がマウンドへ・・
7回まで毎日打線を2失点に抑えるが4回からマウンドに登ったパの最多勝エース「和製火の玉投手」(ボブ・フェラー)事荒巻淳が逆転2ランを放ち逆転!(なんと投手がランニング・ホームラン)しかしドラマは松竹の1点ビハインドの9回裏に待っていた
押し出しで同点としなおも満塁から三村のレフトフェンス直撃のサヨナラ安打で松竹が劇的なシリーズ初勝利を飾った。