開幕シリーズ
バファローズ新4番 羽田三塁手(近鉄)
新4番打者!羽田選手
ROOKIE CARD
表面
①顔右横の四角の赤枠の部分に修正した跡がある。
②右ふくらはぎ横に赤い点がある。
裏面
4月5日『にしのみや』のかなが『にしのみみ』なっている。
思い出の猛牛戦士
近鉄在籍(1972-1989)
『羽田 耕一』
近鉄花の72年組の一人で『土井2世』と呼ばれ2年目からレギュラーに抜擢。ニックネームはエラが張ってるから『仁鶴』。
晩年は珍プレーの常連で みのもんたに『また、羽田さん・・』ってよく言われてましたなーっ。。
で、羽田と言えば『10・19最後の打者』と言う人が多い・・
近鉄ファン(合併時)だった人は殆ど10・19からのファンが多いんじゃないかなーって感じます。
なので『羽田殴打事件』なんて知らないかも・・
その事件とは・・
『羽田殴打事件』
ドラフトで確実に獲得出来た『松下・山口高志を球団の命令で断念し、同じ松下・福井保夫を獲得した事から始まった。取り損ねた山口は阪急が獲得。後の三連覇へと繋がるのである。山口の持ち味はニュートンもビックリの引力に逆らった剛球を武器にバタバッタと三振の山を築くストレートである。そして新人王を獲得する。
『宿敵阪急』を倒すにはこの山口を攻略するしか手はないと考え 近鉄投手をマウンドの前から投げさすなど対策を練った。迎えた5月30日に事件が起こった
1点ビハインドの5回表 西本監督は円陣を組んで『山口攻略法を伝えた』(西本談)『思いっきり放ったらねー、とにかく彼の球っちゅーのはね、バッターのこんな所ばっかり来るんだから(胸元)・・そればっかりや
ほで、1球目・2球目がボールになったらね、今度はストライクを放らないといけないと思って、すこーしスピードを殺して低い所に持ってくる・・
そうすると、そう打ち辛くもない訳やね・・』
それを円陣内で説明中に羽田はネクストバッターだった為、円陣には加わっていなかった・・初球をスイングし空振りをした・・それを見た監督は顔を真っ赤にして怒っていた。羽田自身『ベンチで監督が何か言っていたがいつもの事だと』思ったそうだ。そして2球続けてファールを打ち追い込まれてセカンドゴロで打ち取られベンチ奥へ行こうとすると羽田の頭を拳骨で殴ったのである。
これが『羽田殴打事件』である。
さすがは元陸軍中尉!軍隊方式で鉄拳制裁~!
『西本幸雄氏との出会い』
西本氏が近鉄監督就任の一つとして羽田の存在もあったと言う。
たまたま契約更改で日生に来ていた梨田と羽田が西本氏を見つけ『阪急時代は嫌なおっさんやったけど、新監督やし挨拶しとくか・・』と
『梨田と羽田です』と挨拶すると『知っとるわ!お前らがおるから来たんだ』
そして『お前ら直ぐに1千万に(プレーヤー)してやる!』と言われるくらい期待されていた選手だった。それだけに羽田に対しての熱の入りようが違いベンチではよく怒られた・・羽田本人曰く、『監督が座っておられるだけで安心感があり自分の事だけをやっていればチームは勝てると思っていた。。』と話す。
殴られた当初は悔しかったそうだが、次第にしょうがない事と思えたと言う・・
羽田は近鉄を代表するスラッガーで1500安打・225本も本塁打を打っている・・子供の頃西宮での開幕戦で2本塁打 1本は場外を見た時には『プロって凄い。。』って思ったものだ・・
あと、近鉄時代の梨田監督がユニホーム姿のまま羽田氏の店『サード』に直行していた姿を何度か見たなぁ・・
※この写真はサイト管理者が運営する『ビークレイジー』イベントでの1枚である。