50年パ・リーグ勝率第一位
プロ野球カード 332
ペナンとを沸かせたスター
鈴木啓示 投手 1
ノーコーティングカード版
76年度版に入り最初のシリーズが『ペナントレースを沸かせたスター』
No325-No360 (全36枚シリーズ)である。表面が今までには無かった
派手なピンクのカードとなっている。このカードにはコーティング版と
ノンコーティング版が存在する。下記のカードがノンコーティング版である。
違いは表面と裏面を見れば一目瞭然でコーティングしていないのでピンク色が
剥げ落ち、逆に裏面は他の同シリーズのカードが重なりピンク色が付着している。
レアなカードである。
タイプA
表面上部に(ピンク部分に)リングがある
タイプB
グラブが緑掛かっている。
①裏面 鈴木啓示 のかなが『けいし』が『けいじ』になっている。
②裏面 近鉄バファローズの『近鉄』のかなが『きんてて』になっている。
『草魂・鈴木啓示』
草魂とは言わず知れた近鉄のビッグワン 鈴木啓示の座右の銘である。
73年からカード化されているがこのカードで初めてフルネームで紹介された。
で、『啓示』の読みは『けいじ』ではなく『けいし』である。
話が逸れるが1983年に(王貞治に756号を献上した当時ヤクルトの)鈴木康二朗が
井本隆とのトレードで近鉄へ移籍。その際、球団から今年から『鈴木の名の付く
投手が2人になるから『鈴木啓』と『鈴木康』で行くと説明を受けると
『いや、近鉄に鈴木は2人も要りまへん!わしは今まで通りでよろしいですわ!』
とビッグワン振りを発揮・・しかし最終的には球団の意向を了承した・・
後日・『あれで良かったですわ!』
『おかげで私の名前が(けいし)皆さんに伝わった!』(※本人談)
この当時のパリーグ扱いは弁当のバランの様なもので悲しい時代・・
『バファローズ』が『バッファローズ』でも『けいし』が『けいじ』でも
ローカル関西球団の話など鈴木の話しだけに『軽視け・い・し』された時代だったのである・・
『山田くーん座布団一枚!』(笑)