表面
右足首横に『赤いリング』がある。
表面
左側に『赤いリング』がある
『日本シリーズ二度のスクイズ失敗について・・』
西本監督曰く『石渡には来た球は全部打て!』と
指示したのにやね~一球目に来たカーブをしゃがんでしもとる訳や・・
あの場面で指令を出しとるのに打ちに言った形でなしに初めから見送る
つもりやった・・
そりゃスクイズは好きやない・・俺はオリオンズの時の
失敗で首になったちゅうのは・・よう分か・・それでもや・・そんな責任は
自分が取れば良いんだという・・打ちに行った見送りなら俺はスクイズ出してない
と思う・・と語った。。
また広島・水沼四郎捕手と石渡茂氏は大学の先輩後輩でこの場面までシリーズも
打席に立つと会話が有ったそうなのだが、水沼は石渡の異変に気付いた。
緊張している様だったので『スクイズでも仕掛けてくるんか?』と聞いても
返事がなかった事から『警戒を強め・スクイズも有ると考えたリードをとった』
と語り、また藤瀬のスタートが異様に早かった事、3塁コーチャーだった仰木彬も
『僕のサインの出し方が悪く伝わってしまったかも・・』と話している。
『西本幸雄・悲運の闘将』と言われることについて・・
まぁ、8回も出してもらってたら、どっかで勝ってんといかんよね・・
しかし、それが果たせなかったと言う所にね‥んー、人間の甘さというかね・・
そう言う物が俺にあったかな・・そういう感じがする。
で、阪急の時でも近鉄の時でも気持ちのどっかにね、。。よくここまで来たな、
(弱いチームを優勝出来るチームにまでなった事に)そう言うある種の満足感に
近いものがあって、それが自分自身にあってそれが選手に反映したかな・・って
言う・・世間でいう『西本って言う奴は鬼みたいな奴』って、本当にそうなら
俺はどっかで勝ててたという風に思うんだよね・・(笑)と語った。
『パリーグをおもろうした男』より
1979年日本シリーズ第7戦より